社内でJava勉強会をやってみました

こんにちは、GMOアドマーケティングのMHです

GMOアドマーケティングのプロダクトではJavaを使うことが多いため、Javaの基礎力を上げるために勉強会をやろうということになりました。
今回は他言語をプロダクトでは利用しているJava未経験者もいましたので、基礎的なところのおさらいを含めつつの勉強会を開催することにしました。

勉強会題材

基礎的な内容ということで、「Java本格入門 ~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで 」を読むことにしました。

Java本格入門 ~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで

(引用元:技術評論社「Java本格入門
~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで」https://gihyo.jp/book/2017/978-4-7741-8909-3

広い範囲をカバーしつつ、ある程度最新の情報もカバーしているため、Java経験者でもいい復習になりそうだということで選択しました。

この本では仕様を説明するだけではなく、「筆者は〜」という形で筆者自身の経験から推奨する使い方や注意事項が記載されており、経験豊富なJavaエンジニアの考え方も学ぶことが出来る点も非常に良かったです。

勉強会形式

持ち回りでの本の内容を講義する形だと、どうしても自分が講師の回以外は内容の理解が薄くなってしまうため、今回の勉強会では各章ごとに全員LT+テストと言う変則的な形式で進めることで、理解を深めてもらいました。
また、Javaのベテランエンジニアに講師として参加してもらい勉強会全体のフォローをしてもらいました。

LTは全員で回すため、以下の3点に絞って発表をしてもらうこととしました。

  • 理解したこと
  • 理解できなかったこと
  • 納得できなかったこと

上記点だけだと抜けてしまう内容も出てきてしまうのでその点は講師側のエンジニアにて補足資料を作成してフォローを行いました。

テストは、本の内容に従って以下の問題構成で、講師側エンジニアによって作ることにしました。

  • 文章問題
  • プログラム問題
  • 応用プログラム問題

テストを解くだけでなく、テスト後にはテスト内容の解説を講師側のエンジニアが行い、より良い書き方なども含めてフォローを行いました。

この形式で勉強会を進めていき、約半年かけて、無事、「Java本格入門 ~モダンスタイルによる基礎からオブジェクト指向・実用ライブラリまで 」を読み終えることが出来ました。

勉強会を終えてみて

今回、私は講師側として参加をしたのですが、「みんなの理解度を上げるためにどうすればいいのか」や「勉強会運営をどう進めていくのか」などを考えるのは普段の業務とは違ってなかなか面白かったです。
また、テスト問題の作成は解く側も大変だったと思うのですが作る側もどの程度の問題が適切なのかを考えるのが難しく、非常に新鮮でした。

最後に勉強会参加者にアンケートとったところ、以下のような結果となりました。

  • 全員が参加してよかった
  • 全員がある程度本内容を理解できた
  • 業務でJavaを利用しているエンジニアは全員が業務で生かせるイメージを持てた。業務で使っていない人も殆どの人が業務でも使えそうなイメージを持ててくれた

非常にポジティブな意見が多く、勉強会をやってよかったと思いました。

ただ、問題点もあり、以下のような指摘もありました。

  • LT資料を作るのは勉強になるが発表は内容が被ってしまうため、全員でする必要はなかった
  • LT→テストという流れだがテストの前にコードを書くというステップが欲しかった

上記の意見は次回勉強会を開催するときには改善をしていきたいと思います。

次のJava勉強会ではまた少し違った形式で進めようと考えており、ソースコードリーディングや簡単なアプリケーションの作成などが出来たら良いなと考えています。