この記事は GMOアドマーケティング Advent Calendar 2019 13日目の記事です。
こんにちは。GMOアドマーケティングのT.Mです。
はじめに
チーム内でスクラム開発を始めて半年ちょっと経ったので、導入してどうだったのかを紹介します。
最初に僕の立ち位置としては、普段プレイングマネージャとしてプロダクトの進行管理や開発を行いつつ、チーム作りや目標設定、評価なども行っています。
今回スクラム開発を始めるに当たっては、スクラムマスタを担当しました。
導入前はどうやった開発していたか?
導入前は、Redmineでチケットを発行し、担当者を割り当てていました。
僕から担当者にチケットの説明をし、開発メンバそれぞれで開発をしていました。
導入前のチームの課題
開発メンバ間で何をしているのか分かりにくく、問題があってもフォロー、アドバイスがしづらい状況でした。
また、今日、今週は何をやるのか意識しづらい問題もありました。
どうやって導入を進めていったか
まずはチームとしての課題を洗い出しました。
スクラム開発のフレームワークに乗っかることで解決できそうだと思えたので、
自分のオリジナルのやり方を考えるより良いだろうと判断しました。
スクラム開発導入の目的を定めて、上司である開発本部長に相談しました。
また、開発メンバにも課題や目的を説明し、まずはちょっとやってみようということで始まりました。
スクラム開発の体制や使用しているツールは下記の表にまとめました。
スクラム開発の体制
プロダクトオーナ | プロダクトの責任者にお願いしました |
スクラムマスタ | 僕と開発メンバ1人との2人体制で、交代でやることにしました |
開発メンバ | 4人(内1人はスクラムマスタ兼任) |
スプリント期間 | 2週間 |
スプリントプランニング | スプリントスタート日に実施。2時間。 |
朝会 | 毎日15分 |
スプリントレビュー | スプリント最終日に実施。30分。 |
ふりかえり | スプリント最終日に実施。1.5時間。 |
使用ツール
Trello | プロダクトバックログ、スプリントバックログとして使用しました |
Redmine | 各作業のチケットを起票し、詳細はチケットに記載するようにしました |
スプレッドシート | KPTでふりかえりした時の記録を残すために使用しました。 |
導入した感想
今までの開発方法で課題だと感じていたことが解決できました。
もちろん課題点も色々ありますが、スクラム開発を導入して良かったです。
導入して良かったこと
- 開発メンバ間でやっていることが共有されるようになりました。
- 問題点を共有することでメンバ間でアドバイスを行えるようになりました。
- 毎日ミーティングで会話することで、普段の会話も増えたような気がします。
改善が必要なこと
- ミーティングの量が増えました。2週間毎のスプリントで、計5時間強はミーティングをしています。本当に開発するのに必要な時間となっているのか、マンネリ化していないかなど考える点はあります。
- プロダクトバックログの整備がなかなか行えていません。プロダクトオーナと週1で進捗ミーティングをしていますが、進捗報告で終わってしまいプロダクトバックログの整備までやるには時間がありませんでした。最近はミーティングのやり方を変えて、進捗報告はスプリントレビューで実施し、月2回プロダクトバックログの整備を行うミーティングをするように変更しました。
- スプリントのメトリクスが計測出来ていません。スプリントがうまくいっているのかが可視化出来ずにいます。
今後どうしたいか
- ベロシティなどを出しスプリントがうまくいっているのか可視化したいと考えています。
- 各開発メンバが別の開発をやっているので、1つの開発を複数人で出来るようにしたいです。
- スプリント内でやることを決めますが、タスクが終わりきらないことが多いので粒度の調整などをしていきたいです。
まとめ
開発メンバ間で問題を解決しようとする動きが出来ていることがスクラム開発を始めて一番良かったことです。
あとは、チームの一体感を持って開発したり、スプリント実施毎にプロダクトが成長しているという実感を出せると良いなと考えています。
以上です。
明日は、T.Nさんによる「Javaで量子コンピューターを学ぶ」です。
引き続き、GMOアドマーケティング Advent Calendar 2019 をお楽しみください!
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