Jumanpp1.04/KNPの環境構築方法

この記事は GMOアドマーケティング Advent Calendar 2021 8日目の記事です。

こんにちは。GMOアドマーケティングのS.Rです。
今回はJumanppと構文分析のツールKNPを連携する方法を皆さんへ紹介します。

KNPとは

構文解析については京都大学黒橋・ 褚・ 村脇 研究室の公式サイトで下記のように紹介されています。
KNPは同じく京都大学橋・ 褚・ 村脇研究室で開発されている日本語の構文解析を行うシステムです。
形態素解析システムJUMANの解析結果(形態素列)を入力とし、文節および基本句間の係り受け関係,格関係,照応関係を出力することができます。 引用元 | 京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻黒橋・褚・村 脇研究室 (https://nlp.ist.i.kyoto-u.ac.jp/ )

ColabのInstanceを作る

今回はGoogleのMachine Learning Cloud Serviceというcolabを利用して説明します。Colabの公式サイトからColabのPython3のInstanceを作ります。

Jumanppの環境を構築する

下記のcommandでJumanppをインストールします。

KNPをインストールする

Commandの実行は失敗になりました。下記のエラー出てしまいました。 Googleで調べてみるとKNPのインストールにはJumanが必要そうです。

Juman7.04をインストールする

KNPを再インストールする

今回のインストールを無事に完了しました。

ユーザー辞書を追加する

Jumanpp1.04のユーザー辞書を追加する方法 で”形態素解析”をユーザー辞書へ追加します。

KNPを試す

 まとめ

今回はJumanpp 1.04/KNPの環境構築方法を紹介しました。
Jumanpp1.04 とKNPを合わせて構文分析を処理できるようになりました。
もし今回のブログが皆さんの日本語のNLPの開発にお役に立てば幸いです。

明日は「Jumanpp1.04のユーザー辞書を追加する方法」に関しての記事を公開します。

引き続き、GMOアドマーケティング Advent Calendar 2021 をお楽しみください!

■エンジニア採用ページ ~福利厚生や各種制度のご案内はこちら~
https://note.gmo-ap.jp/n/n02cbeb6edb0d

■noteページ ~ブログや採用、イベント情報を公開中!~

https://note.gmo-ap.jp/