GMO SSP環境紹介(Google Cloud Platform)概要篇

こんにちはGMOアドマーケティングのy.yです。 2021年から約1年がかりでGoocle Cloud Platform(GCP)に移行したので現在(2022年3月時点)のGMO SSPで利用している主なGCP各種サービスと移行してよかったことを紹介したいと思います。

広告配信

• Cloud Run(PHP)
• Cloud Logging
• Cloud Memorystore for Redis
• Cloud Storage

  管理画面

• BigQuery
• Cloud Run(PHP)
• Cloud Logging
• Cloud Storage
• Cloud Vision

  バッチ

• BigQuery
• Cloud Run(Go)
• Cloud Logging
• Cloud Scheduler
• Cloud Storage

  API

• Cloud Run(Go)※App Engine Flexibleから切替中
• Cloud Logging

  広告配信ログのBigQueryインポート

• BigQuery
• Cloud Dataflow(Java)
• Cloud Functions
• Cloud Logging
• Cloud Storage

  DB

• Cloud SQL(MySQL)

  メイン環境でCloud Runを選定した理由

• できるだけマネージドサービスを使いたかった
• 一番の理由としては外部へアクセスするIPを固定にする必要があったがApp Engineではできなかった為
• オートスケールを使用したかった

  GCP移行したメリット

• メインのインフラ環境でCloud Runを選択したことで運用コスト削減できたこと
• 特に広告配信だが各サービスのトラフィック増に応じてインスタンスがスケールアウトしてくれること
• バッチタスクのコード化(TerraformでCloud Scheduler管理)

  GCP移行したデメリット

• Cloud Loggingに各種の実行ログ等が集約されるのはよかったがログ出力の最適化ができていないので現時点では特定のログを検索するのが辛い
• コンテナを最適化すれば改善が見込めるがdeployするのに時間がかかる

まとめ
移行が終わったばかりでまだ手探りで運用している状態ではありますが運用コストが削減できたことは非常によかったです。 現在の環境はクラウドネイティブかと言われたらYES！とはまだ言えないところが多々あるため、管理画面等でGKEを使ってマイクロサービス化もしたいなと個人的に思ってます。