こんにちわ。
GMO NIKKOのT.Mです。
Google AI Studioとは
Google AI Studioは、GoogleのAIモデルであるGeminiを使ってプロンプトの検証やモデルのチューニングなどが行える開発ツールです。Gemini APIのAPIキーの取得もできます。
Google AI Studioの始め方
Googleアカウントがあれば始められます。
企業などでGoogle Workspaceを使っている場合は、「早期アクセスアプリ」を有効にする必要がありました。システム管理者に相談してみましょう。
Google AI Studioの起動
Google AI Studioの公式ページから「Google AI Studioにログイン」ボタンを押せば、画面が開きます。
ログインするとGoogle AI Studioが開きます。
クイックスタート
クイックスタートのドキュメントを見てみましょう。
プロンプトとしては2つ用意されています。
- チャット プロンプト
- System Instructionsに特徴を指示することで特定の口調やスタイルを指示することができます。
- 構造化プロンプト
- リクエストとレスポンスの例をセットで登録することで、モデルの出力を制御できます。
また、モデルをチューニングすることもできます。チューニングすることで特定のタスクに対するモデルのパフォーマンスをさらに改善することが期待できます。
チャット プロンプト
実際にチャットプロンプトを使ってみます。
「Create new prompt」->「Chat prompt」をクリックします。
「System Instructions」に下記を入れてみます。
「あなたはプログラマです。Pythonでプログラムを作成します。」
次にプロンプト欄に作成したい内容を入れ、Runボタンをクリックします。
「与えられた2つの数を足す。」
出力されてたプログラムは下記のとおりです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |
def sum_two_numbers(num1, num2): """ 2つの数を足します。 Args: num1: 最初の数。 num2: 2番目の数。 Returns: 2つの数の合計。 """ return num1 + num2 # 例: num1 = 5 num2 = 10 sum = sum_two_numbers(num1, num2) print(f"{num1}と{num2}の合計は{sum}です。") |
そのまま続けて下記のプロンプトを入力します。
「関数名を短くしてください」
関数名が短くなったプログラムが出力されました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |
def sum(num1, num2): """ 2つの数を足します。 Args: num1: 最初の数。 num2: 2番目の数。 Returns: 2つの数の合計。 """ return num1 + num2 # 例: num1 = 5 num2 = 10 total = sum(num1, num2) print(f"{num1}と{num2}の合計は{total}です。") |
まとめ
Google AI Studioを簡単に使ってみました。
プロンプトを入れるだけだとGoogle AI Studioを使う必要はありませんが、プロンプト以外にも下記のことができるので、プログラムのことを知らなくてもチューニングできるのが便利なところです。
- 使用するモデルが切り替えられ、設定が変更できる。
- モデルのチューニングができる。
- 入力したプロンプトの保存ができる。
- コード化できる。
- Gemini APIキーが取得できる(Google Cloudのプロジェクトとひもづきます)。
以上です。