こんにちは。GMO NIKKOのH.Tと申します。
GoogleからNotebookLMというサービスが出ましたので触ってみました。
NotebookLMの使い方
NotebookLM は簡単にはじめることができます。 NotebookLM にアクセスし、新しいノートブックを作成します。 そして自分が作成したいプロジェクトのための参照資料をアップロードすると、読み上げやブリーフィングシートの作成、FAQ、アイデアの整理などが可能になります。また、NotebookLM に質問して、すべてのソースの概要 ( 学習ガイドや目次など ) を自動的に作成することもできます。
やってみた
早速使ってみました。
まず、上図のTry NotebookLMをクリックしますと以下のような画面が開きます。
「新しいノートブック」をクリックします。
あらかじめ青空文庫より「吾輩は猫である」のテキストファイルをダウンロードしておりました。
「テキストファイル」をクリックしてファイルをアップロードします。
早速ファイルを読み込んで以下のような概要を作ってくれました。
「目次」をクリックしてみます。
以下のような目次のまとめが表示されました。
こちらは「メモ」という形でいつでもアクセスできるようになります。
「物語の最後の一文を教えてください」という質問をしてみました。
「最後の一文に関する情報は含まれていません。」と間違った回答をしてしまいました。残念。
ただ、新鮮だったのはソースに「情報は含まれていません。」と回答したこと。
嘘よりは信用できそうな気がしました。この辺の精度は気になるところです。
GPTsとの比較
ひとまず使い方としては上記で終わりなのですが、やはりGPTsとの性能の違いが気になり、比較してみた感想をお伝えします。
簡単に比較の結果を言いますと、
・NotebookLMは資料にない情報は回答できない。
・GPTsはいい感じの回答をくれたけど間違ってた。
と言う結果になりました。
比較テストはWordPressのリファレンスサイトを元にいくつか質問してみました。
リファレンスサイトは数ページにわたっており、予想はしていたのですが全てのリンクを辿れるわけではなさそうでNotebookLMはリファレンスの後半ページの情報は「提供されたソースに xxxxx に関する情報は含まれていません。」と、回答を返してくれませんでした。
対して、ChatGPTは後半ページの情報についても回答くれたのですが内容が間違っていました。おそらくこちらもリンクを辿ったわけではなく自前の知識でなんとかしようとした結果みたいでした。
まとめ
NotebookLMとGPTsを比較すると上記のような特徴があるのでNotebookLMの使い道としては比較的正確性が必要なリファレンスのまとめとして使うのが適しているのではないかと思いました。
ただ、WordPressのリファレンスのような大きなデータをPDF化して食わせるのは流石に骨が折れそうなのでその辺うまく工夫する必要がありそうです。
以上、簡単ですがNotebookLMを使ってみた感想でした。
ありがとうございました。