Trello APIを使ってボードをスプレッドシートに出力する

この記事は GMOアドマーケティング Advent Calendar 2019 5日目の記事です。

こんにちは。GMOアドマーケティングの@zakisanbaimanです。

はじめに

みなさんはTrello使ってますでしょうか?
弊社アドクラウドチームではスクラム開発用にTrelloを使っているのですが、スプレッドシートに出力して見てみたい需要があり、この機会にスクリプトを作ってみました。

本ブログではTrelloボードをGoogleスプレッドシートに保存するために作成したスクリプトと、その使い方をご紹介します。

イメージとしては、以下のようなTrelloボードを、

こんな感じでスプレッドシートに出力させます。

それでは使い方をご紹介します。

1.テンプレートをコピー

こちらがテンプレートとなるシートです。
コピーしてお使いください。(テンプレートは読み取り権限しかありません)

2.パラメータ設定

コピー先のシートにて「ツール」→「スクリプトエディタ」を選択します。

Google Apps Script (GAS)の編集画面が表示されます。

以下のパラメータのみ設定してください。

変数 説明
trelloBoard ボードのURLから取得できます※1
sheetId スプレッドシートのURLから取得できます※2
trelloKey こちらで発行できます。
trelloToken https://trello.com/1/authorize?key=【上で取得したKey】&name=&expiration=never&response_type=token&scope=read,write
初連携だと認証画面※3が出るので、「許可」します。
userName Trelloの「プロフィールと公開範囲」に設定されている「ユーザー名」※4

※1 trelloBoardのID↓

※2 sheetId↓

※3 認証画面↓

※4 ユーザ名↓

3.実行

「関数を選択」→「main」を選択後、実行ボタン(▶)を押下します。

「trello」シートに情報がコピーされてたら成功です。

このテンプレートではボード、リスト、ラベル、チェックリスト、メンバーしか取得していませんが、他の項目も取得したい場合はTrelloのAPIリファレンスを参照ください。

まとめ

TrelloAPIを使ってスプレッドシートにエクスポートする方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
TrelloにはJSONやCSVで出力する機能があるため、ケースによってはそちらもご活用ください。
(CSV出力は有償版のみ)

参考URL

Google Apps ScriptでTrelloのカード一覧をスプレッドシートに保存する方法
GASを使ってTrelloのボードID・リストID・カードIDを取得する方法

最後に

明日は、hiroeisさんによる「エンジニア経験ゼロでネットワークスペシャリストに合格するまでにやったこと」です。
引き続き、GMOアドマーケティング Advent Calendar 2019 をお楽しみください!

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