GASでDeepL APIを使ってみた

この記事は GMOアドマーケティング Advent Calendar 2022 1日目の記事です。

はじめに

こんにちは、GMOアドマーケティング 開発本部 本部長のクリスです。

英語の資料を参考にする際に、Google翻訳をよく使っています。
非常に助かってますが、直訳で理解しにくい部分も結構あります。

DeepLを知って試したところ、Google翻訳よりも自然な印象を受けました。
短い文書であれば、代わりの訳文を提示してくれたり、単語にマウスカーソルを合わせると、他の言い回しを提案してくれたり、かなり便利だと感じました。



調べてみると
DeepLは2017年にサービスを開始したドイツ発のニューラル機械翻訳サービスです。
日本語を翻訳対応に加えたのは2020年、割と最近ですね。  
DeepL自社で実施したブラインドテストの結果、日本語 <-> 英語の翻訳は他社製品より質が高いようです。

DeepLブログより

翻訳の質について検証記事があったので、よかったらご確認ください。
AI企業が考察するGoogle翻訳超え機械翻訳「DeepL」のスゴさ

DeepL API

DeepL APIを使うにはアカウント登録が必要です。
今回は無料版を選んで登録しました。
完了後、アカウントページにてDeepL APIで使用する認証キーが確認できます。  
早速、GASを使ってtext-translation APIを呼び出してみました。ソースは以下の通りです。 無事に成功しました!

番外編

2019年頃、「堺筋線」を「Muscular Line」(筋肉線)と誤訳された問題で、 ITmediaでBing翻訳とGoogle翻訳の比較記事がありました時間が経ったので、今度は次の2つの言葉を使って、もう一度検証してみました。  

・太子橋今市駅(たいしばしいまいちえき)
・太子橋今市(たいしばしいまいち)  

太子橋今市駅
Google翻訳:Taishibashi Imaichi Station
DeepL:Taishibashi Imaichi Station  

両方とも ⭕ ですね

太子橋今市
Google翻訳:Prince Bridge Imaichi
DeepL翻訳:Taishi Bashi Imaichi  

DeepLは ⭕ ですが、Googleは当時の訳と変わりましたね。(笑)

最後に

今回は試しにDeepL APIを呼び出してみただけですが、翻訳の精度が高いことから、社内ツールと連携して非常に実用的なアプリを作ることができそうだと思いました。  

たとえば、グローバルな職場環境なら、
  • Slackと連携して同時通訳bot
  • Googleドライブに保存された議事録の自動翻訳
とかあったら便利ですよね。

いかがでしたか?
参考になれば幸いです。


明日は@thomi40さんによる「開発者向けテックカンファレンス「GMO Developers Day 2022」を開催します!」です。
引き続き、GMOアドマーケティング Advent Calendar 2022 をお楽しみください!

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