はじめに
スクラムガイド2020についての記事を書いてから3年、、、改めてスプリントゴールについて考え、実践を行っています。スプリントゴールの設定や実践して感じたことを記載します。
スプリントゴールとは
スプリントゴールとは、スプリント内でチームが達成しようとする目標のことです。以下の効果があると考えています。
- 一貫性と集中を生み出す。
- 一致団結した作業を促す。
スプリントゴールの立て方と運用
スプリントゴールは、スプリントプランニングのときに立てています。いったんスプリント内で行う予定のタスクを優先度、工数を加味して列挙し、このスプリントで本当に必要なことを絞ります。
絞ったタスクで達成したいことを期間内に具体的になるように検討し、スプリントゴールと定めています。
検討する際は下記のことを意識しています。
- スプリントプランニング時点では不明瞭なところもあるが、具体的に達成したいことを検討する。
- スプリント内で終わるものなのかスケジュールを検討する。
達成が厳しそうであれば、タスクの優先度や実施内容を見直したり、協力できることが無いかを検討しています。
最後に振り返りで結果を確認し、達成できなかった理由や、そもそもスプリントゴールの立て方に問題がなかったを話し合います。
やってみて感じたこと
スプリントゴールで決めたことを実行しようと意識するので作業を進めようとする力が働くと感じました。また達成するために別のやり方を検討することもできました。スプリントゴールを達成できないこともありますが、振り返りで議論し、次のアクションが生まれています。
課題点
毎回、振り返りでスプリントゴール自体に反省点が出てきています。具体的で計測可能なものにするのが難しく感じています。
失敗例
- スプリントゴールがあいまいだったため、達成したのか、してないのか判断ができなかった。
- 具体的に計測できる内容にする必要がある。
- 効果測定をするまでをスプリントゴールに入れていたため、早めに機能リリースをして計測する必要があったが、スプリント後半でのリリースとなり、計測までできなかった。
- スプリント内で終わる内容にする必要がある。
まとめ
スプリントゴールを設定することで開発メンバーの意識が変わる部分もあると感じました。納得感のあるスプリントゴールを目指していきます。