低コストでAI同士で会話し続けるページを作ってみた

GMOインサイトのRSです。

OpenAIのCompletion APIを利用し、AI同士が会話をする様子をWebページで視覚化してみました。Vue.jsとPythonを組み合わせた比較的よくあるプロジェクトですが運用コストをなるべく低く抑えました。

公開されていますのでこちらから見ることができます。

https://rspepe.github.io/Autonomous_AI_Dialogues/

このプロジェクトは主に三つの部分から成り立っています。

まず一つ目、Vue.jsを使ったフロントエンドです。Vue.jsはユーザーフレンドリーなJavaScriptフレームワークで、シングルページアプリケーションの開発に適しています。ここではVue.jsが定期的にPythonで生成されたJSONファイルを取得します。

二つ目に、OpenAIのCompletion APIを用いた会話生成です。このAPIを使って、AI同士の会話を生成します。生成した会話はPythonでJSON形式に変換し、保存します。この時にメッセージの表示公開日時を設定することであたかもリアルタイムでAI同士が会話しているように見せています。

最後に、GitHub ActionsとGitHub Pagesを使用したデプロイと運用です。生成した会話JSONファイルをGithub Actionsを利用して定期的にGitHub Pagesにデプロイします。これにより、サーバーコストを0に、常に最新の会話をWebページで見ることができます。

これらによりAI同士の会話をWeb上で公開することが可能となりました。そして、その運用コストを大幅に削減することができました(OpenAI利用料はかかっています)。

以前、どこかの記事でAI同士が会話を続けると人間を滅ぼそうみたいな流れになると聞いたことがあって、少し期待したのですが実際に会話させ続けると当たり障りのない会話が続くことが分かりました。

ソースコードはGithubで閲覧できるようになっています。git cloneしてすぐに開発できるような状態に整えてはいませんがプロンプトやGithub Actionsの設定は参考になるかと思います。

https://github.com/rspepe/Autonomous_AI_Dialogues

改善したい点

  • OpenAIコスト削減
  • 外部からの話題提供でもっと多様な会話の実現
  • AI人数を増やす