UiPathでスプレッドシートの更新・書き込みを行う。

この記事は GMOアドマーケティング Advent Calendar 2021 7日目の記事です。

皆さんこんにちは。
広告配信システムの管理画面開発と全社業務自動化のRPA開発を担当してるR.Aです。
今回は業務を行う上で欠かせないスプレッドシートのアクティビティを紹介します。
Gsuiteアクティビティを使用すると画面を操作せず、一瞬で項目の更新が行えます。

①Gsuiteアクティビティをインストールする。

これまで何回かご紹介してきた時同様、メニュー画面内パッケージ管理より「UiPath.GSuite.Activities」と入力し、インストールを行います。
インストール方法については以下を参照ください。
https://techblog.gmo-ap.jp/2019/07/08/practice_robot_creation/

インストールを行うとActivitiesパネルにGSuite系の項目が追加されるので、この機能を使用し作成を行います。
GSuiteアクティビティを使用すると、スプレッドシートの読み書きやGmailの送受信やgoogleドライブの
ファイル操作などといった日常業務で行う様々なことが行えます。

②アカウント認証を行う。

続いてアカウントとGSuiteアクティビティの紐付けを行います。
追加した項目内に「GSuiteアプリケーションスコープ」という項目があるので、Designerパネルにドロップを行います。
すると設定項目が表示されるので、使用したいGoogleアカウントのOAuthクライアントID認証情報を入力します。
認証の種類を「OAuthClientID」にしクライアントID・クライアントシークレットを入力します。
クライアントID・クライアントシークレットの取得方法については以下を参照ください。

参考元:Google GSuiteアクティビティ(認証)の徹底解説 (外部サイト)
https://www.uipath.com/ja/blog/developer/google-g-suite-activity

③スプレッドシートの読み込み・書き込み

①シートの読み込み

ActivitiesパネルからGoogle -> Gsuite -> シート 内にある「範囲を読み込み」を追加します。
追加を行うと、スプレッドシートID・シート・範囲・保存先を入力する項目が表示されるので、それぞれ入力を行います。

  

設定し実行を行うと、以下ようにスプレッドシートの内容が取得出来ています。


②シートの書き込み

「範囲を読み込み」で設定したように「範囲に書き込み」をドロップし、項目の入力を行います。
入力する内容は、スプレッドシートID・シート・開始セル・データテーブルになるのでそれぞれ入力します。 同様に設定し、実行を行うと、対象のスプレッドシートが更新されています。

いかがだったでしょうか。本来ならばブラウザを立ち上げスプレッドシートにアクセスし、対象項目を探し、入力をn回行うという流れを、ロボットに置き換えることが出来ました。
今回は簡単なサンプルのため、シンプルな項目のみで説明いたしましたが、入力項目が膨大にある場合、ロボットを実行するだけで完結するのでかなりの工数の削減になるかと思います。
今後は、ドライブ操作やGmail周りなど説明したいなと思います。

明日はS.Rさんの「Jumanpp1.04/KNPの環境構築方法」に関しての記事です。
引き続き、GMOアドマーケティング Advent Calendar 2021 をお楽しみください!

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