タスクの工数からリリース日を計算するガントチャートをGoogleスプレッドシートで作成してみた

皆さんお久しぶりです。GMOアドマーケティングGood!Apps開発担当のharuです。
 
そろそろ入社して1年が経過し、大きなタスクも引き受けるようになりました。
数日で終わるようなタスクは、全体の進捗感を把握するのは容易で、リリース予定日と実際のリリース日に大きな差は生まれません。しかし大きなタスクとなると、「自分が今全体の何%完了しているのか?」、「それは予定通りなのか?」などをきちんと可視化して共有することが重要です。
そこで、ガントチャートをGoogleスプレッドシートで作成してみました。

はじめに

私が作成したシートは1から自作したものではなく、こちらで公開されていたものを私が改変したものになります。元々はこちらのシートをそのまま利用させていただいていたのですが、個人的に欲しい機能がいくつか出てきたため、GASの学習も兼ねて追加実装してみました。
 
※下記のリンクは、第三者の方によるブログ記事です。予めご了承下さい。

作成したスプレッドシート

こちらが、私が作成したスプレッドシートへのリンクになります。
ガントチャート

追加した機能

以下の2つの機能を追加しました。
  1. 各タスクの予定工数から以下を考慮して終了日を計算
    1. 土日、祝日などの休日
    2. 1日にプロジェクトにかけられる工数(h)(バッファ機能あり)
  2. 上記を踏まえた上での進捗計算、描画

使い方

使い方についても、同一ワークブック内の「使い方」というシートに記載しております。こちらがリンクになります。
ガントチャート(使い方)

経緯

プロジェクトの全体工数を見積り、1日何時間そのプロジェクトに費やせるかを考えた上でリリース予定日を感覚的に決定することは、経験の浅いエンジニア(私含め)にはなかなか難しいことです。
そのため私は、以下の5ステップでリリース予定日を決定することにしています。
  1. プロジェクトをタスクに細分化し、それぞれのタスクにかかる工数を推定する。
  2. それらをまとめてプロジェクト全体の工数とする。
  3. イレギュラーな事態を考えてバッファを持たせる。
  4. 1日何時間そのプロジェクトに費やせるかを決定する。
  5. 3, 4で得られた結果から土日、祝日などの休日を考慮して、リリース予定日を決定する。
この流れでガントチャートが作成できるように、本スプレッドシートを作成しました。

本スプレッドシートでの管理が向いているプロジェクト

  • 単独で行うプロジェクト/複数で行うプロジェクトから自分の担当部分を切り出したもの
  • タスクを手前から順に直列でこなすことで完了を目指すプロジェクト

最後に

システム開発に関わらず、試験勉強・トレーニングなどの進捗管理にも使用できると思います。是非試してみてください。