10万円給付金でPCを組み立てる妄想をしてみた

インフラを担当しているGMOアドマーケティングのK.Aです
GMOアドマーケティングで提供しているサービスは、今季で全てクラウド環境へ移行しオンプレ環境はなくなりました。
第二次ベビーブーム世代のおじさんには寂しい限りです。

そんな中、次のようなニュースが流れてきました。

Linux生みの親リーナス・トーバルズが15年ぶりにメインマシンのCPUをIntelからAMDに変更
https://gigazine.net/news/20200525-linus-tovalds-new-pc-amd/

「自分もこの波に乗るしか!!」
給付金の10万円の使い道が決まりました。

現在のPCスペック

メインマシンのスペックは今となってはかなりの型落ち。

CPU:第3世代 Intel Core i3 2100T
メモリ:16GB
ディスク:SSD 200GB + HDD 1TB

とはいえ、モンハンなどの「重い」ゲーム用としては使用していないので、正直スペック不足を感じてはいませんでした。
また、近年のCPUはメモリコントローラをオンダイで実装している為、CPUを選択した時点で使用するメモリやM/Bの種類も自動的に方向性が決定されてしまいます。

今回は、既にAMDの第3世代Ryzenを選択する事で、メモリはDDR4、M/Bは「Socket AM4」を搭載したAMD 300,400,500シリーズになります。
またGPUは搭載されていないので、別途グラフィックボードの購入も必要になります。

結果、購入必須な必要最低限な物は以下の通りになります。

・CPU
・メモリ
・M/B
・PCケース
・グラフィックボード
・電源
・ディスク

CPUとメモリ

リーナス・トーバルズが採用した「第3世代Ryzen Threadripper 3970X」は昨年11月に発売されたCPUで
5/29現在価格.comでの最安値は税込247,745円でした。
それもそのはず、発売当時は最高スペックの32コア/64スレッド。流石に手が届きません。

売れ筋でみると人気なのは発売されたばかりの「Ryzen 3 3300X BOX」税込み15,378円
次点で「Ryzen 7 3700X BOX」で税込38,996円。その次が「Ryzen 5 3600 BOX」税込23,016円となっていました。
尚、「Threadripper, 9, 7, 5, 3」という番号による違いは、コア数や2次キャッシュの容量等で性能が差別化されているだけで
アーキテクチャーは全て同じになります。

今回はCPUに惹かれて買い替えているので贅沢に「Ryzen 7 3700X BOX」(8コア/16スレッド、ベース3.6GHz/ブースト4,4GHz、L2:4MB、L3:32MB)を選びたいと思います。
https://kakaku.com/item/K0001172060/

メモリはデュアルチャンネルで使用したい為、1枚当たりの容量が8GBのものを2枚セットになってる物を選びます。

5/29時点での最安値は6,990円でした。ただしDDR4-2133(PC4-17000)の規格のものでした。
メモリの規格は DDR4-3200(PC4-25600) まで対応しているので、多少値段は高くなりますが、ベストなメモリを選択する事にします。
これはレイテンシの遅いメモリを搭載すると、CPUにも影響がでるため、トータルパフォーマンスを考慮してのチョイスです。

SSDでも有名なcrucial(クルーシャル)の製品が7,980円で最安値でした。
https://kakaku.com/item/K0001155280/

ここまで、CPUとメモリで 46,976円 になりました。

M/BとPCケース

選択するにあたり前提条件として、購入するPCケースにM/Bの形状が対応しているか確認が必要です。
PCケースのデザイン重視であればケースを選択後、合うサイズのM/Bを選び
性能重視であればM/Bを選択した後に、形状に合うPCケースを購入すれば良いと思います。

5/29次点で最安値のM/BはASRockというメーカーのM/Bで5,718円でした。
https://kakaku.com/item/K0001118258/

PCケースについはMicroATXが搭載できればOKなので、最後に選択したいと思います。

ここまでの 46,976円+M/Bで 52,694 円 になりました。

グラフィックボードと電源

ハイエンドなグラフィックボードには、M/BのPCIeから給電される電力以外にも、電源より直接給電が必要になるタイプの製品が多く
それに伴い、消費電力も高くなるので、グラフィックボードを選択した後、電源を選ぶのが良いと思います。

また、現在の市場ではnVidiaのGForce系かAMDのRadeon系のほぼ2択です。
RadeonはPCI Express 4.0に対応していますが、対応しているM/Bgaまだまだ少ないのがネックとなります。
今回選択したM/Bは PCI Express 3.0 までの対応なので、PCI Express 4.0対応のRadeonは対象外とすることにします。

最新は高すぎて無理なので、1世代型落ちのものを選択しました。GeForce系1650のOC(オーバークロック)モデルで 14,980円でした。
https://kakaku.com/item/K0001152722/

電源については、下記URL先の「電源容量計算」を使わせていただきました。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main

購入予定の製品を選択するだけで、おすすめの電源容量が計算されます。
まだディスクは決めていませんが、SSD1台+HDD1台を見越して計算したところ
「合計使用電力目安:187W(ワット)、お勧め電源容量:374W(ワット)」と表示されました。
なので400W以上のものを購入しておけば、電源容量は問題なさそうです。

そこで選んだのがThermaltakeというメーカーの500W電源で、最安値6,578円でした。
https://kakaku.com/item/K0001115222/

ここまでの 52,694 円+グラフィックボードと電源で 74,252円になりました。

ディスク

今回選択したM/BにはNVMe SSDに対応しているので、起動ディスクにはNVMeタイプのSSDを使用します
容量としてはOS起動用のディスクとなるので、500GBもあれば問題なさそうです。
プライベートなファイルは全て自宅のLANディスクに冗長保存されているので、追加のHDDは今は不要となります。

最安値はWESTERN DIGITALの500GBの製品で、最安値が8,778円でした https://kakaku.com/item/K0001220482/

SSDは大容量の方がパフォーマンスが出る傾向にあるため、1TBを選択したいところですが、
価格差大きい為、今回は500GBで我慢しようと思います。

ここまでの 74,252円+SSDで 83,030円 になりました。

残金の16,970円でPCケースを選ぶ事になります。
これは本当に好みだと思います。
メタルラックにオープンケースでOKな人もいれば、LEDで煌びやかなケースが良い人や、
スリムで無駄のないケースが良い人など、様々だと思います。

個人的には過去に販売されていたSILVERSTONEの「SST-FT03」がベストだと今も思っており
現役で使用中だったりします。なので、今回は合えて選ばないでおこうと思います。

いかがだったでしょうか。
今回は旧PCからのアップグレードという事で、OSの費用は計算していませんが、
Windows10を使用するのであれば、その費用も計算に入れる必要があります。

しかしながらこれを書いている5/29現在、定額給付金の申込書すら配送されていません。
なので、給付されて購入できるまでは未だしばらく時間がかかりそうです。