「ソフトウェア開発で伸びる人、伸びない人」を読んでみた。

投稿者: | 2021年1月4日

GMOアドマーケティングのmaykeartです。

ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人という書籍について、開発で女性(著者)の先輩と働いた経験がないので新たな視点が得られそうなので読んでみました。
本書は2つの質問に対し、いくつかのチェックリストがあり、回答に沿って足りていない事に気づかせてくれる内容でした。

1.伸びる人、伸びない人のチェックリストをやってみた。

[❌]解決策偏重:開発しているシステムが何の問題を解決する為のシステムか明確に答えられない

意外と多いそうです。どのシステムも使用するユーザーを考える事はイメージしやすいと思いますが、
確かに最適な広告を配信するという概念だけで、その中のどの部分の開発なのか、常に意識出来ていませんでした。
例:Supply Side Plathomeとは(媒体側の収益を最大化させるためのプラットフォーム)です。のように

★伸びる人:システムの使用期間について考え、機能拡張や変更しやすいように開発する 注1
★伸びる人:ソフトウェア開発が効率的にできる人ではなく、開発したソフトウェアが効率的である人

[❌]プライド:「難しい」と言って放棄する人

日本語は難しいよね。と良く言う言葉で都合よく誤魔化していた気がしますが、
技術書や仕様書で使う日本語は決して曖昧ではないので、仕様やチームとのやり取りでも正しく使うべきで、これって、こういう意味ですか?と聞かれるようでは、日本語が正しくないケースが多く、最低限の国語力が必要です。

パソコン相手の仕事は、日常会話のキャッチボールが減るので、会話や伝達力が弱くなる傾向があり、
馴れ合いではない人と日常会話する機会を作る必要があると感じます。
そんな時間もないよ。という方はラジオの会話を聞くと良さそうです。

★伸びる人:良いプライド。他人の評価は気にせず、自分の姿を意識する 注2

2.ソフトウェア開発で幸せになれる、なれないチェックリストをやってみた。

[❌] 過剰期待:暗黙に期待する事にエネルギーを使うのではなく、技術的な面に使おう

★幸せになれる:ソフトウェアは、おかれた立場を汲み取って推測はしてくれないのと同様、期待はオープンに口頭でお願いする前にきちんと伝えましょう。 注3

久々に、20年以上前に好きな子が、私は人に期待しなくなったと言った事を思い出しました。(汗)

・その他、参考になった所

・課題待ち症候群

考えない癖というのは本人の問題とは一概に言えません。
考えない文化を作ってしまったのは組織自身で、IT企業としては、非常に危険な体質 注4

期日プレッシャーだけ強い企業を多く経験されると、早く開発を終わらせることが良い事と考えがちですが、依頼側が中長期的なゴールを提示し、設計から入ってもらい経験者がレビューすることで課題発見力も上がると思います。

・目的思考

目的は何か。作るものは何か。どうやって作るのか。 注5

必要とされる機能は変わっても目的は変わらないので何のための開発なのかはとても重要で、その後の具体的な見積もりにも影響します。+「期待効果」を伝える事で、変化の早い時代の中、何故今のタイミングで作るのか判断出来る状態になりますが、エンジニア起点の起案でも全く同じで、この開発案件を開発するのは今でしょ!と理解出来るように記載する文化は根付かせたいです。

・設計

予測できる限りの変更に対応でき、1箇所の修正で済む構造が理想 注6

システム内部の仕組みや運用が最大限シンプルになるように考えていましたが、
もっと予測する習慣をつけなければなりませんね。

・レビュー

プロダクトに対する客観性を持つ
レビューで誰がという人依存はなくしプロダクトの品質だけを考えると正しくレビューできる。 注7

・仕事の相性と、人の相性は別

大昔、情報システム部という部署で、個人的には大好きな上司でしたが、俺たちは言われた事だけやっていれば良いんだよーと言われていた事については賛同できず、仕事の相性は△だったのかもしれません。
仕事も人も相性良い人って、実はそんなに多くないのかもしれませんね。著者(女性)は、お・と・なですね。

会社では役割があると思いますが、ソフトウェア開発において
1.何故開発するのか明示する(事業サイド)
2.開発目的を理解してエンジニアに説明し、期待をオープンにする(マネージャー)
3.期待に応える開発を行う(エンジニア)
これのどれがかけてもダメだと思いますし、逆にこれが出来ていれば上手く行くと思います。

追伸 同じ開発者でも、人それぞれ個性(偏り)があり、何かしら気づきがあると思うので、是非開発チームの皆さんや、これから開発者を目指す方にも一読して欲しいと思います。

引用元 ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 (技評SE新書002) 2006年出版