GMOアドマーケティングのT.Kです。
特定のバージョンをインストールする手順を紹介します。
MariaDB ナレッジベースの[MariaDB Package Repository setup script]に詳細が載っているので、詳しく知りたい場合はそちらを参照してください。
背景
開発環境の構築時にMariaDBのリリースシリーズまでしか指定されていなかったので、そのシリーズの最新バージョンをインストールしてました。
バージョン違いにより、開発環境では発生しなかった問題が本番リリース時に発生しました。
実行環境
OS: CentOS 7
手順
-
- リポジトリ構成ファイルを作成
mariadb_repo_setupを使い、 --mariadb-server-version オプションでインストールしたいバージョンを指定します。
今回は10.5.1を指定しました。
12345$ curl -LsS https://downloads.mariadb.com/MariaDB/mariadb_repo_setup | sudo bash -s -- --mariadb-server-version="mariadb-10.5.1"[info] Checking for script prerequisites.[info] Repository file successfully written to /etc/yum.repos.d/mariadb.repo[info] Adding trusted package signing keys...[info] Successfully added trusted package signing keys - リポジトリ構成ファイルを確認
1234567$ cat /etc/yum.repos.d/mariadb.repo[mariadb-main]name = MariaDB Serverbaseurl = https://downloads.mariadb.com/MariaDB/mariadb-10.5.1/yum/rhel/7/x86_64gpgkey = file:///etc/pki/rpm-gpg/MariaDB-Server-GPG-KEYgpgcheck = 1enabled = 1 - yumのキャッシュ削除
1$ sudo yum clean all - インストール
1234567891011$ sudo yum install MariaDB-server..=================================================================================Package Arch Version Repository Size=================================================================================Installing:MariaDB-server x86_64 10.5.1-1.el7.centos mariadb-main 26 M..Installed:MariaDB-server.x86_64 0:10.5.1-1.el7.centos
- リポジトリ構成ファイルを作成
まとめ
my.cnfの設定でも挙動が変わる場合もあるので、気をつけてください。
他のミドルウェアでも発生する可能性があるので、開発環境はなるべく本番環境に近づけるようにして行きたい。