インターネットマーケティングの鍵になる技術の要約— AD Network

こんにちは、GMOアドマーケティングのS.Rです。

インターネット広告の収益は多くのIT企業の最も重要な利益の一つであります。下図はGoogleの親会社Alphabetの2020年の利益の構成です。
今回はインターネットマーケティング(Internet marketing)の鍵になる技術の一つであるAD Networkを皆さんへ紹介します。

 

 


※上記のグラフは以下の資料を元に当社が作成したものです。
Alphabet Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2020 Results

パブリッシャー&広告主

一般的にメディア又はスマートフォンのアプリケーション(APP)で広告を出せる場所が設定されています。この場所は広告枠と定義されます。メディア又はAPPの運営者は広告枠を商品として市場で売ってユーザーのアクセスにより利益を得ます。インターネットマーケティングで広告枠を市場に売りたい方はパブリッシャーと定義されています。

 

一方、インターネットで自分の商品の広告を出したい様々な企業又は個人も沢山います。インターネットマーケティングで広告を出したい方は広告主と定義されています。広告主は広告枠の表示チャンスを買いたいのでインターネットマーケティングのDemand Sideとなっています。

 

 

広告主側の課題

  1. 広告の効果を計測する必要があります。
  2. Webサイトの種類と数は膨大で、サイトごとに連絡することは不可能です。
  3. 良い媒体を選ぶことは困難です。
  4. メディアによって広告のformatが違うので広告を作るのに手間がかかります。

パブリッシャー側の課題

  1. 広告主ごとに営業活動をするのは時間がかかります。
  2. すべての広告主に効果報告を説明するのは困難です。
  3. 広告の効果を計測するシステムを構築する必要があります。

AD Network

インターネット業界の発展により非常に多くのパブリッシャーと広告主がいます。広告主がパブリッシャーと直接取引することは簡単ではありません。

上記の問題を解消するためにAD Networkは広告主とパブリッシャーを繋ぐサービスの一つとして開発されました。

 

パブリッシャーは広告枠(メディアのURLなど)の情報、広告主は出したい広告の情報(画像、文面など)をAD Networkに登録します。パブリッシャーが運営しているメディアへユーザーがアクセスするとAD Networkは自動的に適切な広告主の広告を表示します。一般的に表示した広告のクリック毎に広告主に課金します。

AD Networkは下記の役割を持っています。

  1. 様々なメディアの広告フォーマットを統一しています。
  2. 広告の効果を自動的に計測できます。
  3. 広告主は簡単な手続きで様々なメディアへ広告を掲載できます。
  4. パブリッシャーは広告主と直接取引する必要がなく広告の運営が楽になります。
  5. 広告の過去の配信実績から自動的に効果的な広告を出せます。

 

まとめ

今回はインターネットマーケティングの鍵になる技術の一つAD Networkを紹介しました。いかがだったでしょうか。もし今回のブログは皆さんのインターネットマーケティングの理解にお役に立てば幸いです。次回はもう一つのインターネットマーケティングの技術DSPについて皆さんへ紹介します。